CSVファイルをExcelで開くには

2011年 07月 25日

CSVファイルをExcelで直接開くと、先頭の「0」が消えてしまうってことご存じですか？

CSVファイルを（設定の違いですが、ダブルクリックやシングルクリックで開いたり、
「開く」ボタンから開くと、先頭の「0」が消えます。
よくExcelで表示されたコード表を見たときに桁ずれがあるものは、たいていはこのCSVの開き方に問題があるようです。

メモ帳で開くと、↓のように表示されるCSVファイルがあります。
このCSVファイルをExcelで直接開くと、下のように「担当者コード」の先頭の「0」のみ消えます。
これは、0から始まるデータは、数値として扱われるので、取り込み時に0が取り除かれてしまうからです。

このほかにも「1-1」や「1/2」などと入力されたものは、日付と認識されてしまいます。

【外部データの取り込み】

こういうことが起きないようにCSVファイルを開くときは、「外部データの取り込み」から開くようにしてください。
メニューバーの「データ」から「外部データの取り込み」→「データの取り込み」をクリックします。

「テキストファイル　ウィザード-1/3」が表示されます。
「カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ」を選択して「次へ」ボタンをクリックします。

「テキストファイル　ウィザード-2/3」では、「カンマ」のチェックボックスをオンにして「次へ」ボタンをクリックします。

「テキストファイル　ウィザード-1/3」では、「列のデータ形式」で各列とも「文字列」を選択して、「完了」ボタンをクリックします。

「データの取り込み」でデータを表示するセルを指定して、「OK」ボタンをクリックします。

下のように「0」も表示され、桁ずれを起こすことはありません。
電話番号なども注意したいですね。
Excel2007以降もこのウィザードに従って開けばいいです。
以下の記事はExcel2007で解説しています。ボタンの位置などがわからない方はご参照ください。

Excel2016では、より詳細に解説しています。「テキストファイル　ウィザード-1/3」で「ベトナム語」が自動表示されてしまう現象にも遭遇しました。

Excel2019では、Power Queryが起動して取り込むようになっています。