Excelに画像からデータを読み込む機能が追加された

2022年 11月 03日

Microsoft 365のExcelには、「データ」タブに画像からデータを読み込む機能が追加されました。

バージョンは、2202（ビルド 15726.20174）です。2022/10/27に更新プログラムが提供されています。下記ページに以下の内容が記されています。

イメージをインポートしてブックのデータを取得 します。テキストを含む画像を Excel で編集できるコンテンツに変換します。 [画像からデータ] 機能を使用すると、画像内の情報をワークシート上のデータに変換できます。

最新のバージョンにアップデートすると、「データ」タブの「データの取得と交換」グループに「画像から」というコマンドが追加されています。
クリックすると2つのメニューが表示されます。

• ファイルからの画像
• クリップボードからの画像

ファイルからでもクリップボードからでもデータを読み込めるということです。

クリップボードから画像のデータを取り込む

クリップボードから画像を読み込んでみます。

Wordに以下のように入力しました。

これをキーボードから「Windows」+「Shift」+「S」を押して、範囲選択して部分的にキャプチャします。

これで、クリップボードに保存されます。

Excelの「クリップボードからの画像」が有効になっています。クリップボードが空の場合は、無効になっています。

「クリップボードからの画像」をクリックします。

右側に「画像からのデータ」という作業ウィンドウが現れます。

画像の分析が完了すると、以下のように画面になります。

何も問題がなければ、「データを挿入」でもいいのですが、挿入前に修正することもできます。

修正した箇所をクリックすると、編集できるテキストボックスが表示されます。

修正します。そして、「同意する」をクリックします。

「データを挿入」をクリックします。

再度、以下の画面が表示されます。「データを挿入」をクリックします。

アクティブセルの位置へデータ挿入されます。

いろいろ試したのですが、日本語の認識率は今後に期待したいかもです。

データの認識があやふやな場合は、作業ウィンドウにピンク色で表示されます。主にその箇所を確認して修正すればよいようです。

Webページなどのデータをキャプチャして操作してみると面白いかもしれません。