条件付き書式の書式設定「塗りつぶし」の「色なし」と「クリア」は別もの

2022年 11月 07日

ワークシートに条件付き書式で2つのルールを設定していました。

２つとも塗りつぶしの設定をしていて、1つのルールを塗りつぶしを止めて、太字フォントで設定したのだけど、なぜか意図しない表示になってしまい悩んでしまいました。

分かったことは、「セルの書式設定」の「色なし」は、「色なし」の書式を設定することで、書式をクリアすることではないということです。

以下のような条件付き書式を設定していました。

セルの値に「A」が含まれるなら薄緑、「AA」が含まれるなら薄い黄色の塗りつぶしというルールです。

黄色いの塗りつぶしではなく、太字にしようと編集します。

「ルールの編集」で「セルの書式設定」の「塗りつぶし」タブで「色なし」を選択して、

「フォント」タブで「太字」を選択します。

条件付き書式のルールの管理では、以下のようになります。

「OK」ボタンをクリックすると、以下のようになっています。

「あれ？」ですよね。

「条件付き書式ルールの管理」で「条件を満たす場合は停止」をオンにしたのかしら？と確認したのですが、以下のとおり何も設定はしていません。

正常ならば、以下のようになるはずです。「A」を含むというルールなので、下位のルールも反映されるはずです。

「クリア」をクリックして解決

「ルールの編集」をクリックして、再度、「セルの書式設定」を開いて、「塗りつぶし」タブで「クリア」ボタンをクリックしました。

これで正常になりました。

分かったことです。

「セルの書式設定」の「塗りつぶし」タブで「色なし」をクリックすと、「色なし」という書式を設定したことになります。

「クリア」をクリックすると、書式が解除されます。

「色なし」をクリックすると、塗りつぶしが解除されるといわけではないんですね。

以前も塗りつぶしだけが反映されなくて、悩んだことがあります。

「条件付き書式ルールの管理」ダイアログボックスの「条件を満たす場合は停止」については、以下の記事で解説しています。

アクティブセルの行や列に書式を設定する方法を解説していますが、これも上記記事の設定でオンにしたり、オフにしたりすることができます。